「満足の追求(職員、患者・家族、社会)」
選ばれる専門職を育成します
当院では急性期から生活期まで幅広く対応しています。医師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、看護師、ソーシャルワーカーなど多職種でチームアプローチを実践すると共に、在宅復帰後も住み慣れた場所でその人らしく生活し続けていただけるよう、継続した支援を提供します。
急性期 ≪急性期病棟≫ |
病気の急性発症後、安静臥床により生じうる様々な機能低下を最小限に抑えるよう、可能な限り早急に適切なリハビリテーションを提供します。 |
---|---|
回復期 ≪回復期病棟≫ |
急性期での症状安定を目的とした治療を終え、機能の回復や能力の獲得が期待できる時期に、365日対応にて集中的なリハビリテーションを提供します |
回復・生活期 ≪地域包括ケア病棟≫ |
急性期治療を終了し、すぐに在宅や施設へ退院するには不安のある患者様に対して、安心して復帰できるように準備を行っていきます。在宅患者の短期的な集中リハビリテーションの提供や患者の一時休息のための入院なども実施しております。 |
生活期 ≪在宅≫ |
退院後、ご自宅や施設等で日常生活を送る時期に、利用者様の生活に合わせたリハビリテーションを実施し、より良い社会生活を営めるように援助します。 |
当院では専門性向上のため各職種を、運動器部門(整形疾患)、脳血管部門(脳血管疾患)、内科部門(内科・呼吸器・循環器疾患)、外科部門(外科疾患)、訪問部門(在宅医療)など複数の部門に配置して様々な疾患に対応しております。
当院での主なリハビリテーション介入疾患 |
整形外科疾患:骨関節系疾患、リウマチ、頚・肩・腰部疾患
|
---|
理学療法士 | 78名 |
---|---|
作業療法士 | 27名 |
言語聴覚士 | 14名 |
合計 | 119名 |
施設基準
運動器リハビリテーション料(Ⅰ)
脳血管疾患等リハビリテーション料(Ⅰ)
呼吸器リハビリテーション料(Ⅰ)
心大血管疾患リハビリテーション料(Ⅰ)
集団コミュニケーション療法料
がん患者リハビリテーション料
【ストラクチャー】
・資格等・教育歴・実習生受け入れ数・学会研修会参加
・病棟別面談件数・病棟別カンファレンス件数
【プロセス(入院)】
・入院リハ依頼患者数(依頼科別)・外来リハ依頼患者数(疾患別)
・PT/OT/STの訓練量
【プロセス(訪問リハビリテーション)】
・地域別提供件数・新規依頼利用者数の推移
・介護度別利用者数・疾患別利用者数
【アウトカム】
・入院リハ施行患者BI効率・BI利得・入院リハ施行患者転帰先
・リハ中の転倒転落件数・発生率(入院+外来+訪問)
・入院からリハ開始までの日数
理学療法とは、病気、けが、加齢によって身体機能に障害を負ってしまった方々に対し、身体機能の維持・改善を目的に運動療法や、温熱、電気などの物理手段を用いて行われる治療法です。
直接的な目的は身体機能の回復にありますが、起き上がり、歩行などの基本動作能力、排泄、入浴などの日常生活活動の改善を図ることにより、生活の質の向上を目指します。
運動器部門 | 当部門では整形外科疾患を対象としてリハビリテーションに携わっております。 入院患者様には入院直後より早期離床、廃用予防、機能改善を目的にリハビリテーションを開始し、家庭・社会復帰に向けて日常生活に即した実践的練習や職業前練習などを実施しています。また、当院では外来の新規患者様、入院から外来への移行される患者様のリハビリテーションも提供しております。 |
---|---|
脳神経外科部門 | 脳血管疾患では手足に運動麻痺を生じることがあります。理学療法では運動麻痺に対して入院後早期より起き上がりや歩行練習などのリハビリテーションを実施しています。 |
外科部門 | 主に消化器がんの患者様に対し、手術を受けられる場合は術前からリハビリテーションを開始し、合併症を予防しスムーズな機能回復を促し、終末期の患者様に対しても症状緩和や在宅復帰支援を目的とした介入を実施しています。 |
内科部門 | 痰の排泄介助、起き上がりなどの基本動作練習から日常生活動作まで生活を想定したリハビリテーションを実施しています。また、在宅で生活されている呼吸器疾患の患者様を対象に月2回外来リハビリテーションを実施しています。 |
作業療法とは、日常生活活動などのセルフケア、仕事・生産活動、遊び・余暇活動といった人が行う全ての活動を作業という言葉で表します。また、四肢の運動や動作なども生活の中で作業の習慣化に反映されるようにしていきます。
主な実施内容は、食事、整容、更衣、排泄、入浴などの身の回りのことの練習、家事や外出などの練習、職業関連活動の練習、福祉用具使用などの練習、住環境への適応練習などです。
運動器部門 |
運動器疾患担当の作業療法では主に手・手指の骨折、腱損傷、切断などの手の外科疾患、下肢の骨折、変形性関節症、脊椎・脊髄疾患などを中心とした病気により、身の回りのこと、仕事・生産活動、遊び・余暇活動などの作業や本人にとって意味のある作業ができなくなってしまった人を支援しています。 |
---|---|
脳血管部門 |
脳血管疾患担当の作業療法では脳梗塞、脳出血、くも膜下出血などの脳卒中を中心とした病気により、運動麻痺による片麻痺や高次脳機能障害などの影響で、身の回りのこと、仕事・生産活動、遊び・余暇活動などの作業や本人にとって意味のある作業ができなくなってしまった人ができるように支援しています。 |
言語聴覚療法とは、脳梗塞や脳出血などの脳血管疾患や事故による頭部外傷などにより物の名前や文字が思い出せない(失語症)、呂律が回りにくい(構音障害)、飲み込みにくい(摂食嚥下障害)、物事が覚えられない(記憶障害)、1つの事に集中できない(注意障害)などの症状に対して、評価・練習を行います。
リハビリテーション部では、地域住民の健康増進に寄与することを目的に、3ヶ月に1度病院1Fロビーにて、「セコメいきいき健幸※作り教室」を開催しております。個別の運動機能の評価、脳機能の評価やセコメディック病院オリジナルの体操イベントはリピーターの方も多く、毎回好評の声を頂いております。
※「健幸」とは、参加していただく皆様が健康で幸せであるようにとの造語です。
運動機能評価(身体の動きチェック)
診療科・部門