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内視鏡治療について

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 内視鏡センター長の私がセコメディック病院に赴任し、約5年になります。以前は早期消化器癌に対するESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)などの内視鏡治療はあまり実施されていませんでしたが、私が赴任後に本格的に導入し、症例数は増加してきました。また膵胆道系疾患に対する内視鏡治療(ERCP:内視鏡的逆行性胆管膵管造影による胆管結石治療、閉塞性黄疸に対する胆管ステント留置など)も積極的に実施しており、こちらも症例数は増加傾向です。近隣のクリニックや病院の先生からも症例を多数ご紹介いただき、感謝しております。

 別表に示すように、昨年度は新型コロナ感染症の影響で内視鏡検査そのものが減少したこともありERCP、ESDなどの症例数が減少しましたが、今年度は8月まででERCP110件、ESD43件であり、最終的にはERCPが150件以上、ESDが60件以上になると思われます。

 消化器癌に対するESDの件数は当院の規模(一般病床数200床強)を考えるとかなり多い件数です。


■ERCP・ESP件数の推移

 ESDは消化管表層の粘膜の下に位置する粘膜下層という軟らかい組織を内視鏡的に剥離し、癌を取り除く治療法です。消化管の壁の厚さは部位などによって異なりますが2-7㎜程度ですので、大きな病変や潰瘍瘢痕を有する病変では治療の難易度が非常に高くなります。最近実施しているESD困難症例としては近隣のクリニックよりご紹介いただいた亜全周性の直腸腫瘍(LST)の症例(症例1)や胃潰瘍瘢痕上に形成された早期胃癌の症例(症例2)などがあります。いずれもかなり苦労しましたが合併症なく切除することができました。

 今後、消化管穿孔を内視鏡的に閉鎖できるOTSC(over-the-scope-clip)という特殊な内視鏡的クリップの導入を予定しています。またESDの習得を希望する若手の医師も積極的に採用しています。

 消化管出血や急性胆管炎など緊急内視鏡が必要な場合は時間外でも可能な限り対処できる体制をとるよう努力しておりますので、緊急の処置が必要な患者さんがいらっしゃる場合にはご連絡いただけますよう、よろしくお願いいたします。

 2021年にはオリンパスの最新型の内視鏡システムを導入し、経鼻内視鏡でも通常の内視鏡と遜色のない良好な画質での内視鏡検査が実施可能となりました。また、過去の内視鏡検査で苦痛を感じた方に対しては積極的に鎮静下での内視鏡検査も実施していますのでご相談ください。

 今後も安全で確実な内視鏡検査、治療を目標に努力いたしますのでよろしくお願いいたします。

(セコメディック病院 副院長/消化器内視鏡センター長 東納重隆)


■症例1(直腸の亜全周性LST)しだ内科・消化器クリニック/志田崇先生よりご紹介

■症例2(胃潰瘍瘢痕上に形成された胃体上部の早期胃癌)千葉白井病院/三好正義先生よりご紹介

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