道を選ぶのはあなた自身


救急診療部アウトライン

救急科

当院の救急部は、ER型救急診療と、地域医療に根差した総合診療の側面を併せ持った、対応を行ってまいります。救急対応により病態把握をしつつ、診断推論により適切かつ迅速な病変の検索と治療介入を行う総合診療対応を組み合わせた診療を行っていきます。地元 船橋市は勿論、近隣市町村からの救急要請も積極的に受入れ、救急医・総合診療医としての専門性を発揮していける環境を設立します。

2016年冬から正式に救急部として設立し、一次目標として救急車受け入れ数を年間4500~5000件、うち1300~1500件を入院として稼働していきます。入院患者のうち、超重症患者、複合的な対応を要する患者を、救急部も受け持ち、入院管理も行ってまいります。

地域に根ざしつつも、グローバルスタンダードな救急・総合診療を、千葉の船橋市から始めていきませんか?

プログラム特徴

全国、どのような地域医療においても、第一線で活躍できる医師の育成を行います。

救急部で1次から3次までの患者を受け入れます。
緊急処置対応に速やかに対応できる様、適切な病態把握をしつつ、スタッフと共に救急対応・救急処置を学んでいきます。
適切な診断と治療を行う為に、何をどのように考えて、見て聞いて解釈をするか、基礎からしっかりと学びます。
時には社会的要因(超高齢、貧困、虐待例など)への適切な介入を、ER搬入時から始めていきます。
2025年問題を視野に入れた救急・総合対応を行います。

注:2017年1月から救急学会専門医指定施設となっております。 旧制度の移行期間として、2024年までは現行制度での専門医受験資格が得られます。

希望者には救急専門医だけでなく、総合診療・内科専門も視野に入れたトレーニングも行います。
救急医以外に、当直対応を十分に対応しきれる総合対応を視野に入れた内科・外科医のトレーニングも行える様、院内各科およびグループ病院との連携を図ることが可能です。

症例は豊富で、救急部としても、一人当たり200症例を年間受け持ちます。(個々人のスキル等で変動はあります。) 各症例について上級医からのfeedbackを受けつつ、全身管理、処置等を学んで頂きます。 特色として、最終的に救急医を目指さなくとも、総合対応を学びたい方には大変お勧めです。
著名なDrを招聘した勉強会を開催していき、学習の場を提供していきます。

off the jobトレーニングや遊びなど、自由時間を十分に確保できます。

募集対象

以下の方を募集しております。
1.救急医、総合診療を目指す医師。(目安は卒後3~10年目ですが、それ以上の方も可。)
2.資格や専門性の有無は問いませんが、やる気のある方 。
  (必要に応じて、アンラーニングをして頂きます。)
3.グローバルスタンダードな対応について学習意欲のある方。
4.診断推論について学びたい方。
5.他Dr、Ns、コメディカルと良好なコミュニケーションの取れる方。
6.感情労働ができて勤務できる方。
7.有名どころでは気兼ねしてしまい応募しにくいが、やる気がある方。
8.出産・育児・介護 等 個々の事情に融通をきかせながら、診療対応&成長したい方。
9.自己研鑽する意欲のある方。
10.専門医取得後に、救急・総合診療科に転向を希望される方。

超専門的なトレーニングをしたい、レクチャーなどで知識のSpoon-feedingを貪欲に希望したい方は、当院での地域医療を視野に入れた救急・総合診療の勤務には不向きと思われます。

期間

3年間を原則としますが、1年の研修や、3か月からの短期研修も受け入れます。
中途編入も受け入れます。

研修特色・待遇

長く働けば効果が上がるわけではありません。
効率性を考慮し、疲弊しない状況対応をしていきます。
更に、off the jobや個人の時間を取れる配慮を行います。

以下は一例になります。
1.基本 時間内で業務を終えられる対応。
2.勤務はMAXで週48時間以内。
3.男女ともに育児休暇取得可です。
4.週1回のカンファレンス
5.年4回 肉体・精神的負荷へのサポート対応
6.年2回以上の学会発表を支援
7.積極的なoff the jobトレーニング支援
8.2月に1回、有名Dr招聘での講義
9.24時間の読影コンサルテーション
10.他院・他施設への研修支援

QOLと臨床業務をバランスよく行い、臨床能力の強化に加え、学術面、教育面に 対してサポート行っていきます。 卒後10年後、20年後にも生涯教育が続けられる、身に着けられる様なサポートを 行っていく研修体制を取っていきます。

研修 到達目標

基本的なカルテ記載、身体所見の取り方、心電図の読み方を習熟する。
深い画像読影(Xp・CT・MRI)が十分に行える様になる。
診断学・症候学・急性期疾患対応について熟知する。
救急医専門医の取得条件を満たす分の技能を身につける。
スタッフ・コメディカルへの教育中核になれる能力を身に着ける。
学会発表・医学雑誌の投稿を行う。

最終目標
救急・総合診療領域の指導、部門設立が出来る能力を持った医師となる。

目標 経験手技リスト

ICLS、JATEC、PTLS、ACLS、PALS、BLS、JPTECを受講・習得する
1.成人の蘇生対応(低酸素、ショック、不整脈、意識障害など)
2.小児の蘇生対応
3.緊急気管挿管
4.輪状甲状靭帯切開・穿刺、気管切開
5.人工呼吸器管理
6.蘇生後低体温療法による全身管理
7.重症外傷救命処置
8.外傷時のFAST(Focused Assessment with Sonography for Trauma)
9.中心静脈カテーテル挿入
10.動脈圧測定カテーテル挿入
11.緊急血液浄化
12.胸腔穿刺・腹腔穿刺
13.胸腔ドレーン挿入
14.心膜穿刺・切開
15.腰椎穿刺
16.関節穿刺
17.膀胱穿刺・ダグラス窩穿刺
18.鎮静・麻酔
19.神経ブロック注射
20.緊急ペーシング、同期電気ショック
21.骨髄穿刺による輸液路確保
22.気管支ファイバースコピー(診断・治療・異物除去)
23.異物除去(鼻腔、外耳道、咽頭)
24.鼻出血止血
25.汚染創への創傷処置
26.脱臼・骨折の整復
27.ヘルニア、直腸脱・子宮脱の整復
28.中毒に対する消化管除染
29.グラム染色と適切な抗生剤の使用
30.エコー習得(肺、心臓、腹部、神経、関節、眼球 等)

ER型救急・総合診療の診断例

基本的に、救急領域として、市中搬送で経験する1~3次症例はほぼ全て、経験することが可能です。
その他、総合診療的な対応にてER対応で診断対応をした例を下記に述べます。

髄膜炎疑いから石灰沈着性頸長筋膜炎やCrowned dens syndrome
骨髄炎疑いからSAPHO症候群
薬剤性下痢疑いから潰瘍性大腸炎
虐待疑いからインスリノーマ
気胸からLAMやマルファン症候群
呼吸苦からダニ介在型アナフィラキシーショック
関節炎所見からHIV感染
脳出血で初診となったアレルギー性肉芽腫性血管炎
不明熱による成人Still病
難聴から髄膜炎菌性髄膜炎
幻覚症状からヘルペス脳炎&MDS合併
腰痛から多発骨髄腫
意識障害から急性骨髄性白血病
慢性下痢からアメーバ赤痢
脱水から盲腸癌
等の症例を、救急対応・病態把握をしつつ、診断推論を組み込んで診断に至っております。 救急対応のスキルを磨きつつ、診断学の向上につながる診療が学べます。

Off the job

EM alliance、JATEC、JPTEC、PTLS、BLS、ACLS、ALSO、救急放射線研究会、ERアップデート等の救急勉強会の他、総合診療としてIDATENカンファレンス、大船GIM、東京GIM、循環器physical examination、FACE(Fukushima Advanced Course by Experts)、JSEPTIC、若手医師のための人工呼吸器ワークショップ、診断推論セミナーといった関東近辺~国内外の勉強会参加が可能です。

医師紹介

氏名 宇藤 薫(うとう かおる)
専門 ER型救急&総合診療
所属 日本救急医学会、日本内科学会、日本感染症学会、日本臨床外科学会、日本呼吸器学会、日本呼吸器内視鏡学会、日本化学療法学会、病院総合診療医学会、米国内科学会、米国呼吸器学会、米国感染症学会、ICD
近著 【2013年】
レジデントノート1月号「Common Diseaseのピットフォール」羊土社日本医事新報3月特集号「今日読んで明日からできる診断推論(動悸)」日本医事新報社
【2014年】
内科3月号「学び直し診断学~慢性下痢~」南江堂
日本医事新報4月特集号「今日読んで明日からできる診断推論実践編(動悸)」日本医事新報社
【2015年】
 Medicina4月号 特集 救急疾患、重症はこうして見極める―いつまでもヤブと思うなよ!
週刊日本医事新報8月15日号(No.4764)巻頭プラタナス「語られない症状を見抜く」日本医事新報社
 単行本:今日読んで明日からできる診断推論 日本医事新報社
【2016年】
 ヒラメキ!診断推論:総合診療のプロが苦手な症候へのアプローチ,教えます  南江堂
【2017年】
 中外医学社より 「救急当直 完全マニュアル(仮)」
CONTENTS 2
CONTENTS 3

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